部下の提案や相談を1回目はきちんと聞いたほうがいい話
身体ってどうやって動かすんだっけ
今週のお題は「運動不足」です。
いやいや。こちとら稲刈りで全身筋肉痛だよ!
それはさておき。
みんな、部下はいるかな?
会社でも、会社以外の組織でもなんだけれど。
ぼくは、能力がなかったから、部下がいたことはないんだけど、自分が部下だったことはたくさんあるから、そのことについて話してみるね。
部下からの提案をにべもなく断る上司っているけれど、実はあんまりよくない、と思っている。
というのも、部下からの「役に立ちたい」という気持ちを無碍にしているだけでなく、会談チャネルを開こうともしない人、と受け取られてしまうからなんだ。
Ω<「会談チャネルとはなんぞや?」
チャネルとはチャンネル。
昔は回転式のつまみを使ってテレビのチャンネルを合わせていたんだけれど、わかる人はもう40代以上です。
簡単に言うと、話を取り合ってくれない人ってことだよね。
一回、話を聞いてくれない人認定をされたら、その印象を覆すのは難しい。
これは心理学的には初頭効果と呼ばれるもので、最初に受けた印象がその後も尾を引くってことなんだよね。
女の人限定でイメージしてもらうとわかるんだけど、合コンに行って、やってきたメンツを見て
Ω<「この中から付き合う人を選ぶなんて無理」
っていう、ひとめぼれならぬ、一目ギレってあると思うんだけど、それと同じだよね。
最初に受け取ったイメージが後を引いちゃう。
人の印象って、ひと塊じゃなくて、割と分散してる。
Ω<「あの人は人がいいけれど、八方美人」
Ω<「部長はいつもはおおらかなんだけど会計になるとケチ」
Ω<「先輩は仕事もできるしスマートなんだけど女性社員の近くにばかり行きたがる」
評価する部分もあるけれど、この分野はだめだってなったら、ずっとその印象が付きまとう。
今回の提案や相談にしても、1回目で断ってしまうと、提案や相談をしようと思っても聞いてくれない人認定されちゃって、その後、提案をしてくれない可能性がある。
そうなると、仕事の発展の可能性も減らしてしまうし、提案してくれた人のモチベーションも割と下がっちゃうんだよね。
部下から上司に提案するってのは、上司との距離が近くないと、結構ドキドキするもの。
そんな思いきった提案を、聞いてくれもせずにボツにされちゃうと、へこんじゃう。
だから、上司の人は部下が良かれと思って何か提案してくれたら1回目はとにかく耳を傾けてみよう。
そうしたら、部下の人にとってもあ、この人は話を聞いてくれる人っていう認定をして、話をしやすい環境になる。
別に提案を必ず受け入れるわけじゃなくて、話を聞いて、ダメならそのダメなところを指摘したらいい。
それでも、相手には話が通じる人という印象を与えることができる。
ぼくも、実は提案をして断られたことがある。
ぼくが働いていた会社は、本館と別館があって、その二つを行き来すると、課のメンバーが席にいないことが多い。
そうすると、電話が来たときなんかに所在が分からなくて、ちょっと問題になったことがあった。
本館と別館以外にも、試作室、タバコ休憩、トイレ休憩、客先訪問などいろいろあったので全部に「〇〇さんいませんか?」と聞くのも面倒である。
オフィスの中にはあまり使われていないホワイトボードがあったので、それに課員の名前を書いて、その横にマグネットで行き先を書いたものを貼っておけば楽なんじゃない?使いまわせるしと思ったけれど、
Ω<「うん、そんなのはいいから」
っていう上司の言葉で、
Ω<「あ、この人に何か言っても無理だわ」
って気持ちになっちゃったのよね。
Ω<「ありがとう、検討してみる」
くらい言ってくれたら、良かったと思うけれど、当時のぼくは若く(若くなかったけど)、反発心が生まれてしまって、その上司にはあんまり新しい提案ができなかった。
その方は、のちに退職されて、別の人がスライドして上司になったんだけど、その新しい上司は、いいと思ったものは積極的に取り入れる人だったから、いろいろ相談もしたし、それで新しいCGのソフトを導入してもらって、仕事の手順が短縮できることもあった。
その最初の上司も悪い人ではなかったけど、相談するって面においての信用がぼくの中では下がってしまったんだよね。
ぼくだけじゃないかもしれないけど、そういうことってきっとある。
だから、部下を抱えている人は、部下の最初の提案や相談は、聞いてあげてほしいと思う。
読み返して思ったけれど
ぼくの心が狭いだけ?
という結論も導き出されてしまいそうなので、今回はここで店じまいとする。
腰かけらしい短い文章であった。
本ブログは以下のとおりである。
十日町PのDTだったら何が悪い!
https://around40-dt-tokamachip.info/
本ブログのほうが放置気味になっているので何とかしたい