十日町Pの思ったことを根拠なしに言い放つブログtokamachiP’s blog

根拠がなくても自信たっぷりに言えば、説得力が増すというイリュージョンをお目にかけるブログ

デザインはダジャレが好きという話

今週のお題がなくなっている。

少しはてなブログを留守にしただけで、世の中は変わっていくものだと感じる次第。

 

 

みんな、ダジャレは好きかな?

 

ダジャレは昔からあるもので、日本の文化といってもいいよね。

うまいダジャレを聞くと、感心して「ほう」とつい声に出しちゃったりなんかして。

 

 

でも、おやじギャグっていうと、悪いイメージが付きまとう。

ぼくもあんまり意味を理解していなかったから、ちょっと調べてみたんだけれど、

1.安直である

2.何度も繰り返す

3.下世話である

 

ってのがおやじギャグの嫌われる要素らしい。

下世話であるってのは「ありきたり」ってことで、何度も聞いて耳にタコができるほど聞かされるとやっぱりいやになっちゃうかもね。

 

ダジャレじゃなくてもテレビに出ている芸人さんやコメントがうまい人っていうのは、新しい切り口で、みんなにもわかることを言うから面白いんだけど、発言が新鮮で、ちょっとひねってる。

 

だからありきたりじゃないし、聞く方としても面白いって感じることができる。

 

先日、「まいう~」でおなじみの石塚英彦さんが、テレビでカレーの試食をして、

 

Ω<「これはいい飲み物ですね」

 

って発言して笑いを取っていた。

 

カレーは飲み物ではないっていうのが一般人の見解なわけだけれど、「食べ物」を「飲み物」と表現することで新鮮さが出てきている。

 

で、少し体型が大きい人界隈では「カレーは飲み物」ってフレーズが結構有名なんだけれど、それをベースにしてもいる。

「カレーは飲み物なんだから『いい飲み物』と評価するのはふさわしい表現」ともいえるんだよね。

「カレーは飲み物」を知っている人からしたら、「適切な返し」って納得ができるし、「おいしいカレーだった」っていう普通の表現じゃないからおもしろいって評価になる。

 

「カレーは飲み物」って言葉が一定の人数には浸透しているってことをきちんと認識しているから、石塚さんは「いい飲み物」と発言しても、外すことはないという計算を瞬時にしているんだろうなぁって思うとすごいよね。

 

 

というのが前置きなんですが。

 

 

デザインやキャッチコピーを見ているとダジャレを用いていることが多い。

これは、面白くて印象に残るってことのほかに、一つのものに複数の意味を持たせるとスマート、っていう考え方もあるからなんだよね。

 

有名どころだと、紳士用の抗菌防臭靴下の「通勤快足」。

これはもちろん電車の「通勤快」とかけているんだけど、「快足」って言葉が、足がいい感じになりそうってイメージを持たせることができるし、もとからある「通勤快速」って言葉のおかげで名前がすっと入ってきやすい。

 

通勤快速ってネーミングから「靴下」は想像できないんだけど、「足が気持ちいい状態」と「通勤快速→電車で通勤しているサラリーマンを対象にしているんだ」って2つの意味がすっと入ってくるいいネーミングだよね。

 

通勤快足」になる前は「フレッシュライフ」という名前だったんだけれど、フレッシュライフの時と比べるとピーク時には45倍もの売り上げになったというんだから名前の効果は侮れない。

 

 

 

ダジャレを多く使っている業界としては、医薬品なんかが多い気がする。

 

 

医薬品の効果形状(または使い方)を商品名につけてわかりやすくしているんだよね。

 

「熱さまシート」

「熱冷まし」と「シート」が合体している。

 

「のどぬ~るスプレー」

「のどに使う」「塗り薬のスプレー化」

 

って、これしか思いつかなかったけど。

 

 

 

ぼくは、実家が農家だから農薬の名称を見ることが割とあるんだけど、農薬業界は、あんまりひねりがない。

 

というのも、農業年齢が上がってきていて、若い人なんかいないから、そんなにキャッチーな名称じゃなくてもいいってところが大きいと思う。

 

そして、商品名が特に農薬の効果と関係なかったりするから「そういうもの」として認識していると思う。

 

「ステンレス」って農薬があるけど、全く効果が想像つかないよね。

 

 

キャッチコピーだけじゃなくて、形状にも気を遣って意味を持たせると、それが特徴になる。

 

この前テレビで見たのは、蚊取り線香の携帯容器。

煙の出る穴の形が「ネコ」になってた。

 

少し前にはやった、ペン先のキャップを取るとペン先が顔になっている万年筆とか。

 

機能としては意味がなくても視覚を楽しませて、使用させることが楽しくなれば、ものに愛着を持つことにもつながるよね。

 

愛着が持てれば大事に使おうって気にもなるし、大事に使えば長く使えるようになる。

これっていいことだと思う。

 

付喪神(つくもがみ)って妖怪(神様?)が生まれるくらいものを大事にしてきた日本人だから、これからもものを大事に扱っていきたいなって思う。

 

 

というわけで、今回はネーミングに意味を持たせたり、形状に意味を持たせたりしているものの話をしてみたんだけれど、身の回りの物を見ていると、そういった名前・機能・形状が意味を持っているものって結構あるのでそういうのを探すと面白いんじゃないかな。

 

 

見切り発車で書きだしたからまとまりがないけれど今回はこれで。

 

 

腰かけなので、あんまり頻繁に書かなくなってしまったんだけど、なるべく継続して書いていきたいと思います。

 

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