料理が苦手な人は調理をあまりしないものからやってみるとよい話
食べたいときがごはん時!
かのミスター味っ子の一コマのセリフである。
食べたいときに食べられないということほど悲しいことはない。
これは、食いしん坊でもそうでない人も同じことである。
素材はあるけど、作り方がわからない。
おいしく作る自信がない。
捌いたり切ったりするのが苦手…。
いろいろ理由はあるけれど、とりあえずは食べられるものを作れれば料理の最低限の条件は満たしていると言える。
うまい・まずいはそのあとでどうにかしたらよい。
でも、最近では料理が上手なことがことのほかもてはやされているような気がする。
そのため、まずい料理を作る人は失格、もしくは心無い言葉を投げかけられたりもするんじゃないだろうか。
だが待ってほしい。
料理のうまいまずいを語る前に、料理を作ってくれたことに感謝するべきであろう。
作ってくれた料理に難癖をつけるのだったら
じゃあ、おまえが作れよ!
となる。
もし、まずいのが我慢できないなら、どうしたらまずくならないようにできるか一緒に考えるくらいはしてほしい。
料理がまずくなってしまったとしても、初めからまずく作ろうとしている人はほとんどいない。(たまにいる)
だから、頑張って作って「まずい!」と言われてしまうと、苦手意識が芽生えてきてしまうのだ。
料理はセンスという人もいるかもしれないが、料理は慣れである。
料理が上手・下手というものがあるとしたら、料理を始めてからどれくらいの年月が経っているかどうかというだけのことである。
だから、料理に自信がない人も、めげずに料理を続けてほしいと思う。
前置きが長くなった。
もし料理が苦手と思う人がいたとしたら、調理する工程を減らすとよい。
料理というといろんな作業がある。
・味付け
・切る
・炒める
・煮る
大雑把に言うとこんなところだろうか。
味というのは料理においてはいつも足し算である。
甘すぎたから甘みを抜く。
しょっぱすぎたから塩を抜く。
脂っぽいから油を抜く。
ということは基本的にはできない。
料理の技法で、塩抜きだったり油抜きはできるかもしれないが、入れすぎのリカバリーに使うものではない。
なので、いかに足しすぎないか、ということを心掛ける必要がある。
入れすぎになると濃すぎて食べられなくなったり、他の味と混ざるとお互いが喧嘩したりする。
でも、料理を始めたばかりの頃は、入れすぎという感覚がわからなくて、味が暴走してしまうこともあるだろう。
なので、おすすめなのは味が一定のものを調味料として使うということだ。
みんなが大好きなマヨネーズなんかは味が一定なものの代表格である。
どれだけマヨネーズを大量に入れても、マヨネーズの味が濃すぎる!ということはないだろう。
たくさん入れた場合でも
Ω<「お、マヨネーズ多いな!」
という感想を持つくらいで、マヨネーズすぎて死ぬということはない。
これが
砂糖なら
Ω<「甘すぎる!」
しょうゆなら
Ω<「しょっぱすぎる!」
酢なら
Ω<「がはっ、ゴホッゴホッ…」
酢はそのままだとかなり厳しいよね
濃度が変わっていってしまうのだ。
これが慣れないと難しく感じるかもしれない。
そこで、どれだけ入れも濃度が変わらないものを使おうというわけである。
マヨネーズのほかには、ハムなんかも適度な塩気があって食べやすい。
マーガリンやチーズもいいよね。
食パンにマヨネーズを塗り、ハムを乗せてスライスチーズを乗せて、もう一度食パンを乗せる。
お好みでパンの耳を切ったり、三角に切ってあげればそれでサンドイッチの出来上がりである。
これならなかなか失敗しづらいと思いますがいかがでしょうか。
Ω<「そんなの料理って言えるのかよ」
様々な材料が食べれるように形になっていれば料理ですよ?
調理は「理を調える」って意味で理の中には
・形
・味
・栄養
・毒
が含まれる。
なので、「食べやすくする」も立派な調理。
自信を持ってください。
あとは、ここから少しずつ範囲を広げていけばOK。
目玉焼きを焼ければハムエッグにできるし、卵が焼けるようになれば、いり卵やオムレツにもできます。
卵が焼けるようになれば、砂糖を入れた甘い卵焼き、だしを入れただし巻き卵も作れるようになります。
少しずつできることを増やしていけば大丈夫。
包丁の使い方だって、ニンジンとかジャガイモとかそういった素材なら、別に皮をむかなくてもいいじゃないか。
大きさをそろえて切れたら上出来ですよ。
ジャガイモは、芽だけきちんと取ってくれれば、なんでもいいくらい。
というような感じでやることを少なくしてみると料理もそんなに大変じゃないなって思えてくる。
だから、もし料理に興味を持ったとしたら自分がやることが少なめの料理から作ってみるといいと思う。
最近はやりの時短料理も、ありものを使って、味付けの手間を省くものが結構多い。
だから、一から全部自分でやる必要はまったくないってことを心の中に思っておけば苦手意識は薄れるかもね。
ちなみにぼくは臆病なので思い切ってどさっと調味料を入れるということができず、料理に失敗したことはほぼないです。
料理の失敗はないけど、管理の失敗がかなりたびたびあって
・煮物の最中に寝て鍋が焦げる
・夏場のカレーを鍋に入れたまま放置してなんだか白い泡と粘りが出る
・夏場のおでんを鍋に入れたまま放置してなんだか汁と具がすっぱい
カレーは気合で食べて、食べている途中はカレーなのにすごく納豆の味がした。
おでんはえずきながら、具だけは食べました。
汁はさすがに無理と思って捨てちゃった。ごめんよ。
という、普通に出されるものをただ食べるだけだとできないような体験もできるので、料理は苦手と思わずにいろいろやってみると、オンリーワンな体験ができてよい。
まずはサンドイッチから作ってみるのじゃ。
Ω<「おにぎりもいいんじゃないでしょうか」
おにぎりは米を炊かないといけないので、そこで数パーセントの人は脱落してしまうかもしれない。
あ、炊かずに米を買ってきてもいいな。
パンも自分で焼くわけじゃないし。
ごはんがあれば後は中に入れる具を買って来るだけなので、おにぎりもいいかも。
というわけで、人を呼んで、サンドイッチパーティーとおにぎりパーティーを開催するのじゃ。
というわけで、今回はここまで。
本ブログもよろしくお願い申す。